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日本では、スギやヒノキの花粉のほかに 約６０種類の花粉がアレルギー症状を引き起こす、と報告されています。
花粉症の原因といえば、スギ花粉が一般的ですが、 ついでイネ花粉、ブタクサ花粉と続きます。 アレルギーを引き起こす花粉は、さまざまな種類のものが 今の時期に限らずほぼ一年中飛んでいるのです。
スギ、ヒノキが終わったあとも 夏になると稲やカモガヤなどのイネ科の花粉が飛び始め、 秋にはブタクサなどのキク科の花粉が多くなります。ハンノキの花粉は１月から３月にかけて多く飛び、冬も安心はできません。 スギやヒノキなど樹木の花粉は、高い所から飛ぶので花粉も軽いので長距離に広がります。近くにスギ林がなくてもスギ花粉症になるのはこのためです。
一方、イネ科やブタクサなど草は背が低く、花粉も重いため、高い所に舞い上がりにくく、遠くまでは広がりません。このため、これらの花粉症になる人は、生活圏の中に その原因植物の姿を見ることができるのです。