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天気予報では明日の最低、最高気温や向こう一か月間の気温の動向などを表した予想気温という言葉が使われます。これに対して「積算気温」という言葉を聞いたことがある方は 少ないのではないでしょうか。
積算気温は日平均気温または日最高気温をある期間合計したもので場合によっては、ある基準の気温を超えた分だけを合計することもあります。
例えば、1日目の気温が15度、2日目は13度、3日目は10度が観測されたとすると 3日目までの積算気温は38度ということになります。
このようにして、10日間ならば 10日分の気温を足した値が積算気温となります。積算気温はもともと、植物の生育期間について考え出されたものであるため、天気予報の世界で使われることはまずありません。


「積算気温」は天気予報では聞くことのない言葉ですが、実際に測られた気温を用いて、農業などいろいろな世界で利用されています。積算気温を利用している例を見てみましょう。
ひとつはスギ花粉の飛散が始まる目安として使われます。スギは1月以降の気温が高いほど花粉の飛散開始が早まる傾向があります。そのため、スギ花粉の飛散開始予測には 1月1日からの日最高気温を足した積算気温を用いているのです。
関東から西の地域の場合、1月1日からの最高気温の積算値が 大体400℃前後(地域によって異なる)になると スギ花粉の飛散が始まることが知られています。このように積算気温を利用することで、花粉が飛散し始めるおおよその時期を知ることができるのです。
また、稲刈りの時期を判断するのにも積算気温が用いられます。稲は刈り遅れると品質が低下して、味にも影響を及ぼしてしまうため、刈り取り時期を逃さないようにすることが重要です。積算気温は意外と私たちの生活に深く関わっていると言えるでしょう。