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花粉情報■花粉情報トピックス![]() まだまだ寒い日が続きますが、植物たちは少しずつ春に向けての準備をしています。そして、春の兆しが感じられるころになると、スギは花粉の飛散を始めます。花粉症の人にとってはつらい季節がやってくるのです。 花粉症を抑えるための治療は、ほとんどが薬による薬物療法です。まず、発症前の治療には「抗アレルギー薬」と呼ばれる薬を使います。そして発症後の治療には「抗ヒスタミン薬」や「血管収縮薬」、「ステロイド薬」などといった薬を使います。 発症前に使用する「抗アレルギー薬」は、体の中で花粉症の反応が起こったとき、粘膜を刺激する物質の放出を抑える働きがあります。これにより、鼻や目のかゆみ、くしゃみなどの症状が抑えられますが 効果が最大になるまでに約2週間ほどかかります。 そのため、花粉の飛び始める前から予防薬として飲み始める必要があります。 一方、症状があられた時の治療に使用する薬は、症状を抑えるためのものです。「抗ヒスタミン薬」は、脳に鼻水やくしゃみを出すように命じるヒスタミンという物質を ブロックする薬で、即効性があるのが特徴です。 「血管収縮薬」は、鼻粘膜の血管を収縮させて血液の流れを減らします。これにより粘膜の腫れがおさまり、鼻づまりの症状が改善されます。「ステロイド薬」は鼻の炎症を抑える力が強い薬で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった、鼻のいずれの症状にも効果があります。ただし、これらの薬は副作用のあるものもあるため、花粉症の方は医師と相談してから服用するようにしてください。 ![]() 花粉症の薬の中には、副作用など、症状を緩和する以外に影響を与えるものがあります。 例えば、「抗ヒスタミン薬」は即効性が高く、 薬を飲んで30分くらいで楽になる優れた薬ですが、眠くなるという副作用があります。 最近では眠気の少ないものも発売されるようになってきたものの、仕事中や車の運転をする場合には服用を避けた方が良いでしょう。 また、鼻づまりを解消させる「血管収縮薬」は、使いすぎるとかえって鼻づまりが慢性化し、花粉が飛ぶ時期が終わっても薬が手放せなくなってしまいます。使い続ける場合には、かかりつけの医師の指示にしたがってください。 このように、薬の服用に伴って別の症状がでてくることもあります。 自分にあった用法、用量を専門の医師と相談して、今年の花粉症を乗り切るようにしてください。 |